たごる (愛媛の方言)
咳をする。 がいにたごるのー、ちーと離れとかんと、うつりゃせんかいのー(ひどく咳き込むなあ、ちょっと離れておかないと風邪がうつってしまわないかなあ)
たっぺ (栃木の方言)
霜柱。 今朝はさみーともったら、たっぺがはりやんしたねー(今朝は寒いと思ったら、霜柱が立ちましたね)
たびょー (岡山の方言)
食べるだろう。 こけー置いとったら、帰ってきて食びょー(ここへ置いておけば、帰ってきて食べるだろう)
だいじ (栃木の方言)
大丈夫。心配がない。 今日はあんべがわりーとゆえば、行がなくったってだいじだ(今日はからだの調子がわるいと言えば、行かなくても大丈夫だ)
だちゃかん (石川の方言)
だめだ。 あの人おらんと、この店だちゃかんガや(あの人がいないと、この店はだめなんだ)「だっちゃかん」「らちゃかん」とも。
ちむがなさん (沖縄の方言)
心からいとおしい。 とぅじっくぁや いちまりん ちむがなさんろー(妻子はいつまでもいとおしいものだよ)
ちーはしる (佐賀の方言)
つい行ってしまう。 あんにきの道さんいかやんてちーはしった(あの傍の道を行かないといけないのに〈他に〉行ってしまった)
つずりさせ (岐阜の方言)
蟋蟀。 もー秋やなー、つずりさせが、あっちゃこっちゃで鳴いとる(もうあきですね、こおろぎがあちこちで鳴いている)
てきねー (福井の方言)
病気で体がつらい。 こどもぁてきねーっちゅさけ、がっこやすましたんにゃ(子どもが体がつらいと言うから、学校を休ませたんだ)
〜てや (兵庫の方言)
(〜て)いらっしゃる。 はよいなな、えーのひとが心配しとってやどー(早く帰らないと家の人が心配していらっしゃるよ)