かざ (福井の方言)
臭い。 腐ってえんか、かざかいでみんとよーわからん(腐っていないか、臭いをかいでみないとよくわからない)
かしま (愛知の方言)
几帳面で、きちんとした様。 あのしとはかしまにしとるでえーわ(あの人はきちんとしているからいいよ)
かじる (山梨の方言)
爪でひっかく。 じぶん、そんねにかじるとあとになるからかじっちょ(おまえ、そんなにひっかくとあとになるからひっかくな)
かずん (鹿児島の方言)
嗅ぐ。 かずんみやい。よかかざがしもんで(嗅いでみなさい。いいにおいがしますから)名詞は「かざ」、動詞は「かずん」。
かだこと (青森の方言)
頑固者。 あの人かだことだすけの(あの人は頑固者だからねえ)津軽では「じょっぱり」。
かっちゃま (秋田の方言)
裏返し。さかさま。 服かっちゃまに着てしまった(服を裏返しに着てしまった)その座布団のおもできたねぁんて、かっちゃまに敷げ(その座布団の表は汚いから、ひっくり返して敷け)「かっちゃ」とも。
かっぽろぐ (栃木の方言)
揺り動かす。ゆする。 栗の木をかっぽろぐのはえーけど、頭にえががおっこってくっからきーつけろ(栗の木をゆするのはいいが、頭に毬(いが)が落ちてくるから気をつけろ)
かてる (滋賀の方言)
凍り付く。 よさりは、かちんかちんに、かててるさかい、きーつけや(晩は、かちんかちんに凍り付いているから、気をつけな)
かばねやみ (岩手の方言)
怠け者。 おめえ、いずがらかばねやみになったんだ(お前は、いつから怠け者になったんだ)
かまえる (高知の方言)
準備する。支度する。 きょーお客するきにかまえちょいてね(今日、宴会をするから支度しておいてね)