むずら (岩手の方言)
一緒に。ごと。 みがん は[ha]、かわむずらくったほ、からださいーずーよ(蜜柑は、皮ごと食べた方が体にいいそうだよ)
むせー (栃木の方言)
長持ちする。容易に減らない。 この飴はむせーがらなめでがある(この飴はなかなか減らないからなめでがある)
むだかる (福井の方言)
糸などがもつれる。 細い紐やさけ、むだかってもて、もーほどけんわ(細い紐だから、もつれてしまって、もうほどけないよ)
むっかむてん (神奈川の方言)
夢中で。一心に。むやみやたらに。 あいつぁーよー、むっかむてんに仕事やるからなー(あいつはねえ、むやみやたらに仕事をするからな)
むっためがす (岩手の方言)
物事を懸命にやる。 このしゴど、むっためがしてやっただす、はやぇぐおわったじぇ(この仕事を一生懸命にしたから、早く終わったよ)
むつごい (香川の方言)
〈味が〉濃い。脂っこい。 朝からあげもんはむつごい、こんこでえーわ(朝からてんぷらは脂っこい、たくわんでいいよ)人の性格では「えげつない人」をいう。
むねやま (奈良の方言)
畝傍山。 こっから見るむねやまはえろきれいやなあ(ここから見る畝傍山はすごく綺麗だねえ)
むる (埼玉の方言)
漏る。 ふりーうちだから雨がむるんだい(古い家だから雨が漏るのだ)
むんつける (山形の方言)
ふてくされる。 わのほすもの買ってもらわえねさげ、むんつけったなが(自分の欲しいものを買ってもらえないから、ふてくされているのか)
めった (高知の方言)
しまった。 めった、汽車に間にあわんなったき遅れるゆーて電話で連絡しちょいて(しまった、汽車に間に合わなくなったから遅れると電話で連絡しておいて)