ほげる・ほがす (長崎の方言)
穴があく〈自動詞〉。穴をあける〈他動詞〉。 耳んすばほがしてよーっときーとかんね(耳の穴を開けてよく聞いておきなさい)
ほたえる (和歌山の方言)
騒ぐ。ふざける。 ほたえんなよ(ふざけるな)
ぼえちゃげる (島根の方言)
追いかける。 きんにょ、えのにぼえちゃげられた(昨日、犬に追いかけられた)
まける (香川の方言)
あふれてこぼれる。 「そなんついだらまけるぞ」(そんなに注いだらこぼれるよ)「まけまけいっぱい」(こぼれるほどいっぱい)
まねる (栃木の方言)
告げ口する。言いつける。 火わすらすっと、父ちゃんにまねてやっかんね(火遊びしたら、父ちゃんに言いつけてやるからね)
まま (長野の方言)
崖。 こうもりは、ままんとこに、巣うかける(蝙蝠は、崖の所に巣をかける)
めげる (広島の方言)
壊れる。毀れる。砕ける。だめになる。 ていねいにせんと、めげるでー(丁寧にしないと壊れるよ)
やりつける (愛媛の方言)
疲れきる。バテる。 あんまり無理しよったら、やりつけるぞな(あんまり無理してたら、疲れきってしまいますよ)
ゆっつける (栃木の方言)
結わえつける。縛る。 ゆっつけた稲束を、はでんぼーにかげな(結わえた稲束を、稲掛け棒に掛けなさい)
よじける (群馬の方言)
よろける。 重くもねーのにかろーとしょーがよじけて歩いただよ(重くもないのに荷物背負いの衆が重い物が入っているかのようによろけて歩いだのだよ)