あじこと (富山の方言)
心配。 何の便りもせんもんで、あじことしとったわ(何の便りもしないものだから、心配していたよ)
あたりがほー (三重の方言)
くじびきで決めること。 あたりがほーでよろしあすで(くじびきで決めてよろしいですから)「当たり果報」の意。
あたる (石川の方言)
貰える。 あの会社は、いつもかもボーナスでっかいことあたるんやといね(あの会社はいつもボーナスがたくさん貰えるんだそうだよ)
あったらしか (鹿児島の方言)
もったいない。 まだつこがなって、あったらしかことしやんな(まだ使えるのに、もったいないことをするな)古語の「あたらし〈惜〉」の意味を残している。
あってこともねー (栃木の方言)
とんでもない。 車がぼっこれて行げなくなっちゃって、あったこどもねーこどんなっちゃってさ(車が故障して行けなくなって、とんでもないことになってさ)
あっぺとっぺ (宮城の方言)
つじつまの合わないこと。 あの人ゆーのはあっぺとっぺで何かだってんだがわげわがらね(あの人の言うことは頓珍漢で何を言っているのかわからない)
あっぽ (福島の方言)
大便。 あっぽたっしゃ、あっぽやさ行ってくる(大便をしに、便所へ行ってくる)「あっぽや」は「便所」のこと。
あてこともない (静岡の方言)
とんでもない。途方もない。 そんなあてこともねーことばっかゆーな(そんなとんでもないことばかり言うな)
あてこともねー (群馬の方言)
途方もなくたくさん。 あてこともねー、もってきらっといい(こんなにたくさん持ってこなくてもいい)量の予想外の多さに用いられる。
あとぅまさいがふー (沖縄の方言)
残り物に福があること。 いっとー あたてぃ あとぅまさいがふーやたん (一等あたって残り物に福となった)