がまだす (熊本の方言)
精を出す。頑張る。 頑張りどころだけんいっちょがまだそーかね(頑張りどころだから、ひとつ精を出そうかな)南部・天草では「せしかう」。
きゃーふかぶい (佐賀の方言)
引っ込み思案。意気地なし。 嫁くさんの尻にしかれとんさったい。きゃーふかぶいばい(お嫁さんの尻にしかれておいでだよ。意気地なしだよ)
くせらしか (宮崎の方言)
気取っている。 くせらしかこつゆーなて(気取ったことを言うな)
ぐっさり (熊本の方言)
たくさん。どっさり。 みやげはぐっさりもろち、うれしか(みやげをたくさんもらってうれしい)
ぐらしか (鹿児島の方言)
かわいそうだ。 かかさーの、けしんみゃったち。ぐらしかなー(お母さんがなくなったんだって。かいわそうだねえ)「ぐらし」とも。
〜こそ (三重の方言)
〜しか。 さけはたまにこそのまへん(酒はまれにしか飲まない)志摩では「〜より」「〜から」、伊賀では「〜はちゃ」。
ごじゃっぺ (茨城の方言)
でたらめ。いい加減。 あえづはごじゃっぺで、あれじゃ信用なぐすのもしかだね(あいつはでたらめで信用をなくすのもしかたがない)
ごせーやける (栃木の方言)
腹が立つ。怒る。 人のざんぞーしかいえねーやつにはごせーやけてしゃーね(人の悪口しか言えないやつには腹が立ってしょうがない)
ごわす (長野の方言)
あります〈丁寧語〉。 きんなは、それはたしかに、机のういにごわした(昨日はそれはたしかに机の上にございました)
しぇからしか (福岡の方言)
うるさい。 しぇからしか。だまっときない(うるさい。少し黙っておけ)他に「子どもなどが騒がしい」「気ぜわしい」「煩しい」などの意も。