かまえる (高知の方言)
準備する。支度する。 きょーお客するきにかまえちょいてね(今日、宴会をするから支度しておいてね)
かまどけぁす (秋田の方言)
破産する。 あっこの家のあんちゃ、遊んでばりいで、かまどけぁした(あそこの家の息子は、遊んでばかりいて、破産した)「かまけぁす」とも。「竈返す」から。
かめへん (大阪の方言)
かまわない。 心配すな。かめへんかめへん(心配するな。かまわない。かまわない)
からう (熊本の方言)
背負う。おんぶする。 ちかごら赤ちゃんばからう人は、あんまり見らんごつなった(近ごろは赤ちゃんをおんぶする人は、あんまり見ないようになった)
からかう (山梨の方言)
〈物に対して〉手を尽くす。工夫する。修理する。 一生懸命からかってやっと直した(一生懸命手を尽くしてやっと直した)なんとかからかってみる(何とか手を尽くしてみる)「からこー」とも。
からちら (秋田の方言)
土産を持たず訪問すること。 しぇんしぇの家さ行ぐなさ、からちらでだば行がえねぁ(先生の家に行くのに、土産を持たずに行くことはできない)「空面」から。
かんこくさい (兵庫の方言)
紙・布・綿などの焦げたにおいがする。 おい、なんかかんこくさいど。べっちょないか(おい、なんか焦げ臭いにおいがしているよ。大丈夫か)
かんこーする (愛知の方言)
熟考する。 かんこーしてやりゃーよ(よく考えてやりなさいよ)「勘考する」から。
かんぞ (栃木の方言)
かわいがること。大事にすること。 かんぞかんぞしてやっから、泣ぐんじゃねーよ(いい子だ、いい子だ、とかわいがってやるから、泣くんじゃないよ)
がおる (秋田の方言)
衰弱する。 かじぇ引いで、がおってしまった(風邪を引いて、弱ってしまった)