そざす (宮城の方言)
損なう。いためる。 そったにほんそざしてはわがんね(そのように本を粗末にしてはいけない)古語「損ざす」から。
そじる (茨城の方言)
口の中がただれる。 あづくって、べろそじっちゃった(熱くて、舌がただれてしまった)
そそくる・そそくう (愛知の方言)
〈衣類を〉繕う。 よーなびで足袋をそそくったわ(夜なべ仕事で足袋を繕ったよ)東三河では「そこばう」。
そそね (広島の方言)
うたたね。仮り寝。 寒いけー、そそねどもしたら、風邪ひくぞ(寒いからうたた寝でもしたら風邪をひくぞ)
そねーな (岡山の方言)
そのような。そんな。 そねーな物ばー買われな(そのような物ばかり買うんじゃないよ)「そがーな」「そげーな」とも。
そばえる (栃木の方言)
甘える。甘ったれる。 何がやんなんだが子どもは、母親の膝っかぶんとごでそばえてぐじっていた(何が嫌なのか子どもは、母親の膝元で甘えてぐずぐず言っていた)
そばまく (富山の方言)
はしゃぎまわる。 こどもがそばまいてほんまによわった(子どもがはしゃいで本当に困った)
そばり (広島の方言)
棘。とげ。 人指し指にそばりが、刺さって、いたしーのーや(人指し指に棘がささって煩わしいねえ)
そびく (長崎の方言)
引っ張る。 そびーたら破るっよー(引っ張ったら破れるよ)長いものを地面につけてそのままの状態で引きずる場合は「ぞろびく」。
そべーる (茨城の方言)
甘える。 このこども、そべーでばがりで、しょーねな(この子どもは甘えてばかりでしょうがないよ)