でんぼ (岩手の方言)
かまきり(蟷螂)。 きのえだっこさ、でんガぼのたまゴ、くっついでだっちゃ(木の枝に、かまきりのたまごが付いていたよ)
どたま (大阪の方言)
「ど」+「あたま」。〈卑語〉 どたま、どついたろか(頭をなぐってやろうか)
ながたん (岐阜の方言)
包丁。 昔のながたん、たまに研がんならんで、面倒じゃったのう(昔の包丁は、時々研がなければならないので、面倒であったね)
なす (茨城の方言)
生む。 とりめガーたまゴなしたわ(ニワトリが卵を生んだよ)
にくじ (熊本の方言)
わざと。故意に。 にくじたまがらしゅーて思たっだろ(わざとびっくりさせようと思ったんだろう)
ほめく (長崎の方言)
暑くなる。 こん夏はもうほめーてほめーて、のさんやった(この夏はもう暑くて暑くてたまらなかった)
めんどしー (大分の方言)
はずかしい。面倒くさい。 めんどしーじ、こたえん(恥ずかしくてたまらない)若年層では「面倒くさい」の意で言う。
もぞなぎ (宮崎の方言)
かわいそう。 たまろか、そんげもぞなぎこつすんなて(がまんできないよ、そんなかわいそうなことをしたらだめよ)
ものい (石川の方言)
体調が悪くつらい。 あたまガいとて、ものーい(頭が痛くてつらい)能登では「ちきない」とも。
やいと (岐阜の方言)
灸。 やんちゃばっかやっとると、てんこにやいとすえるぞ(いたずらばかりやっていると、あたまのてっぺんにお灸をするぞ)