つべい (奈良の方言)
できる。 もう中学生やで、ひとりで行くつべい(もう中学生なのだから、ひとりで行くことができる)
つまらん (山口の方言)
だめだ。いけない。 大事なことじゃけー忘れちゃつまらんよ(大事なことだから忘れたらいけないよ)
つんつん (福井の方言)
鉛筆の芯の先などが鋭く尖った様子。 明日試験やで、鉛筆つんつんにけずっとけや(明日は試験だから、鉛筆の芯を鋭く尖った状態に削っておけよ)
てっずし (山梨の方言)
不器用。 あのひたーてっずしどーで何を作っても下手だ(あの人は不器用だから何を作っても下手だ)
でんきな (山口の方言)
意地っ張り。頑固。 あの人はでんきなけーのー(あの人は頑固だからね)「でんきさく」「でんきぼーず」頑固者、「でんきはる意地を張る・わがままをとおす」という表現もある。
とくせー (群馬の方言)
豊富。裕福。 あすこんちはとくせーだから、絹ぞっきのきもん着てらい(あそこの家は裕福だから絹のみの着物を着ているよ)
とこぎり (奈良の方言)
徹底的に。十分に。 長い道中帰ってきてんさかいに今晩はとこぎり食べてや(長い道中帰ってきたんだから今夜は十分に食べてね)
とこげる (栃木の方言)
腐る。 ここんとご畳干しをしなかったもんだから、畳がぜんてとこげちゃった(最近畳を干さなかったので、すっかり腐ってしまった)
とっきょり (奈良の方言)
盆や正月などのハレの日。祭りなどの休日。 おかあちゃん、今日はえらいごっつおやな。とっきょりやさかいけ(お母さん今日はすごいご馳走だね。ハレの日だからか)「遊山の日」の意でも用いられる。
とぶ (山梨の方言)
走る。 俺はぼこのころからとぶは得意だから(俺は子どものころから走るのは得意だから)名詞形は「とびっこ」。