かんかない (愛知の方言)
どうにもならない。 きょーは朝からあつーてかんかなーわ(今日は朝から暑くてどうにもならないよ)
きゃーなえる (長崎の方言)
ひどく疲れる。 きゅーは仕事のきつーして、きゃーなえたばい(きょうは仕事が辛くてひどく疲れたよ)
きんまい (滋賀の方言)
美しく立派。 どーや。ごっつー、きんまい飾りもんやろガ(どうだ。大変立派な飾り物だろうに)
すもつくれん (大分の方言)
役に立たない。 そげなすもつくれんこつー、言うな(そんなつまらないことを、言うな)語源は「巣〈または酢〉も作れない」からという。
せつなか (佐賀の方言)
窮屈だ。 また肥えたけん、シャツんボタンのせつーなかごとしとったいえー(また太ったから、シャツのボタンが窮屈そうにしているじゃないか)
せつね (新潟の方言)
つらい。悲しい。 あんべわーりてせつーねですてー(体調がすぐれなくて辛いですよ)それほど大げさでなくても、よく使われる。
つ(ー) (佐賀の方言)
瘡ぶた。〈蟹の〉甲羅。 こん前怪我したとけつーんでけて、くーかいか(この前怪我したところに瘡ぶたができて、とても痒い)「つーたん」は「役に立たない者」の意。
つ・つーくれ (長崎の方言)
かさぶた。かす。 つーくれしか残っとらんやった(かすしか残っていなかった)
つー (和歌山の方言)
よだれ。 つー、たらしやる(よだれを垂らしている)
とー (福岡の方言)
かさぶた。 とーができて、かゆかー(かさぶたが出来て痒い)南部では「かさぶた」の他「柿のへた」「亀のこうら」の意で「つー」という。