かてる (滋賀の方言)
凍り付く。 よさりは、かちんかちんに、かててるさかい、きーつけや(晩は、かちんかちんに凍り付いているから、気をつけな)
かてる (宮崎の方言)
一緒にする。仲間にする。 わたしもいっしょにかててよー(私も一緒に仲間に入れてよ)諸県では「かたして」。
かてる(1) (群馬の方言)
合わせる。添える。 大根のゆでたんを、かててくー(大根の茹でたものを合わせて食う)
かてる(2) (群馬の方言)
仲間に入れる。 ちいさい子もかててあすぶべー(小さい子も仲間に入れて遊ぼう)
しなっと (福井の方言)
何気なく。いつのまにか。 ちっとも勉強せんてな顔してて、なに、しなーっといー点数取ってるんやって(ちっとも勉強しないような顔をしていて、なにをいつの間にいい点数を取っているんだ)
すてて (岩手の方言)
片足跳び。 すててギで きょうそしてみるべが(片足跳びで競争してみようか)
せらいご (大分の方言)
養子をもらって育てているうちに生まれた実子。 後藤さんとこにゃせらいごが生まれたそうな(〈養子をもらって育てていた〉後藤さんの家にはせらいご〈実子〉が生まれたそうだ)「〈跡目を争う〉競り合い子」の転。
たててーて (岡山の方言)
立てておいて。 そのほーき、立ててーてん(そのほうきを立てておいて)「たてる」は「立つ」の意。「子どもが立てっとらー子どもが立っているよ」
たてる (徳島の方言)
閉める。 戸をたてて出ていてよ(戸を閉めて出て行ってよ)
ぢご (佐賀の方言)
はらわた。 こん魚んぢごーねまっとっ。うしててきんしゃい(この魚のはらわたは腐っている。捨ててきなさい)