こたち (京都の方言)
他人の子。 おうちはこたちはおひとりどすか(あなたの子どもさんは一人ですか)「おこたち」「おこさん」とも。単数でもこの形。
こわい (岐阜の方言)
恥ずかしい。 しらん人にあうのはこわいも(知らない人に会うのは恥ずかしいよ)「心配な」「嫌な」「面倒な」「気の毒な」「寂しい」などの意でも使われる。
ございん (宮城の方言)
お出でなさい。 あすたでもあすびさございん(明日でも遊びにいらっしゃい)
ごもくた (鳥取の方言)
ごみ。 ごもくたを出すときは、何でもかんでもまぜこぜにしてはいけんよ(ごみを出すときは、何でもかんでも一緒にしてはいけないよ)
さしくる (山口の方言)
都合をつける。 さしくっていく(都合をつけて行く)自分に都合よくする意でも。「羊羹をさしくっちゃろー羊羹を多めに取ってやろう」
しぇぁっこ (秋田の方言)
おかず。 しぇぁっこばり食てねぁでままけ(おかずばかり食べていないでご飯を食べろ)県北部では「かでもの(糧物)」。
しゃっちで (長崎の方言)
何が何でも。無理にでも。 雨んふっとに、しゃっちで出かけんでもよかろーに(雨が降るのに無理に外出しなくてもいいだろうに)
しーける (山梨の方言)
元気がない。 このかー風邪でんまひーとーどーかしーけるよーだ(この子は風邪でも引いたのか元気がないようだ)
じいも (徳島の方言)
里芋。 今夜はじいもでもたこうか(今夜は里芋のおかずでも作ろうか)
すける (滋賀の方言)
手助けする。 はよもんで来て、ちっとでも畑仕事をすけとくない(早く戻って来て、少しでも畑仕事を助けてください)