つぎやいにしとく (三重の方言)
申し合わせで互いに贈答を省く。 なんでもつぎやいにしときゃえーわさ(なんでもつぎやいにしておけばいいのさ)
てここしー (三重の方言)
こまごましたことを器用にこなす。 あんたはなんでもてここしーしなはるで(あんたは何でも器用にしなさるから)
とじぇん (宮城の方言)
淋しいさま。退屈なさま。 とじぇんだがらおぢゃのみにがえん(退屈なのでお茶でも飲みにいらっしゃい)
とっきょり (奈良の方言)
盆や正月などのハレの日。祭りなどの休日。 おかあちゃん、今日はえらいごっつおやな。とっきょりやさかいけ(お母さん今日はすごいご馳走だね。ハレの日だからか)「遊山の日」の意でも用いられる。
とつけむなか (福岡の方言)
とんでもない。 とつけむのー、たけーばな(とんでもなく高価なのよ)東部では「とつけもない」。
とつけむにゃー (熊本の方言)
とんでもない。 こん子はとつけむにゃーわるさばかっする(この子は、とんでもないわるさばかりする)
とつけもない (香川の方言)
とんでもない。 きゅーにとつけもないことゆーな(急にとんでもないことを言うな)「とっけもない」とも。
ととのわん (石川の方言)
理屈にあわない。間抜けな。 いつまでも、ととのわんことばっかゆーとらんと(いつまでも、理屈にあわないことばかり言っていないで)
どがでも (鳥取の方言)
無理に。強いて。どうしても。 医者からどがでも食べろといわれりゃー仕方ない(医者から無理に食べなさいといわれれば仕方がない)
どがーに (広島の方言)
どのように。いかさまに。 あとのこたー、どがーにでもしんさい(後のことは、どのようにでもしなさい)