きどころね (福島の方言)
うたた寝。 きどころねして、風邪ひいだ(うたた寝して、風邪をひいた)「きどこね」とも。
きどごろね (山形の方言)
服をきたまま寝ること。うたたね。 ほだんどごさ、きどごろねしてわりったな(そんなところに服を着たまま寝てはだめだよ)「きどごね」とも。
きびしょ (福岡の方言)
取っ手の付いた小型の急須。 きびしょのおちゃば したむる(急須のお茶の汁気をきる)「こつぎ」とも。
きびる (山口の方言)
結ぶ。束ねる。 よーきびっちょき(よく結んでおいて)「てねる」とも。
きぴちょ (宮城の方言)
急須。 ほのきぴちょ、こっちさ回してけさえ(その急須をこちらによこしてください)中国から伝わったお燗の道具「急焼(きひしゃお)」から。「きびちょ」とも。
きもやげる (秋田の方言)
腹が立つ。 いづまでも待だへで、まんじ、きもやげる(いつまでも待たせて、なんと、腹が立つ)「きまげる」とも。「肝焼ける」から。
きゃしゃげな (山口の方言)
汚い。 きゃしゃげなやつには近寄るな(汚い人には近寄るな)「きしゃない」「きしゃな」とも。
きょーとい (島根の方言)
恐ろしい。 あのさんのきょーとい顔で、子どもないちょー(あの人のこわい顔つきのために、子どもが泣いている)「きょーて」とも。
ぎょーさん (京都の方言)
たくさん。 こんなぎょーさん買うてきてどないするん(こんなにたくさん買ってきてどうするの)「よーさん」とも。
くさし (福島の方言)
怠け者。 あいづは、くさしだがら、さっぱし仕事すすまね(あの人は、怠け者だから、さっぱり仕事が進まない)「たれか」とも。