しぇやみこぎ (秋田の方言)
怠け者。 あれだばしぇやみこぎで、ながなが起ぎでこねぁ(あいつは怠け者でなかなか起きてこない)「ひやみこぎ」「へやみこぎ」とも。
しかしかもねー (宮崎の方言)
生意気。こざかしい。 しかしかもねーこつゆうなて(生意気なことを言うな)「しかしかむね」とも。
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しったげ (秋田の方言)
とても。 しったげさび(とても寒い)「死ぬだけ死ぬほど」から。年配者にはこの語源意識があり、「しんたげ」とも言う。
しっぱね (福島の方言)
泥はね。 雨っぷりだがらズボンの裾、しっぱねだらげだ(雨が降っているからズボンの裾は、泥はねだらけだ)「すっぱね」「つっぱね」とも。
〜して (三重の方言)
〜よ〈文末詞〉。 せんどたことられてー。かなんして(たびたび高く買わされて。閉口よ)「そやてーそうなんだよ」とも。
しなっと (福井の方言)
何気なく。いつのまにか。 ちっとも勉強せんてな顔してて、なに、しなーっといー点数取ってるんやって(ちっとも勉強しないような顔をしていて、なにをいつの間にいい点数を取っているんだ)
しゃぎつける (新潟の方言)
なぐりつける。 わーりことしるとしゃぎつけるろー(悪いことをするとなぐりつけるぞう)「しゃぐ」とも。「しゃぎつける」の方が激しい。
しゃっけ (秋田の方言)
冷たい。 最近、水しゃっけくなってきたなー(最近、水が冷たくなってきたなー)「しゃっこえ」「さっけ・さっこえ」「はっけ・はっこえ」とも。「ひやっこい」から。
しゃーままげる (兵庫の方言)
お節介を焼く。 あんだこーんだしゃーままげて(ああだこうだとお節介を焼いて)播磨では「さーまえる」とも。