すばり (島根の方言)
手足にささる刺(とげ)。 すばーがたって、いたーてかなわん(刺がささって、たいへん痛い)「すいばり」とも。植物の刺は「かたら」「いが」「いぎ」など。
すもじ (京都の方言)
すしを丁寧に言う語。 すもじ、よばれます(鮨を食べさせていただきます)「おすもじ」「おもじ」とも。
ずねー (福島の方言)
大きい。 こどしは、ずねー大根いっぺとっちゃ(今年は、大きい大根がたくさん取れた)「いげー」とも。
ずんだるっ (佐賀の方言)
ずり下がる。 こん頃の若っかもんなきもんばずんだらきゃーてさろきよっ。ほんにざまなか(この頃の若者は着物をずり下げて歩いている。まったくみっともない)
せつない (山梨の方言)
苦しい。 咳ん出てせつなくってね(咳が出て苦しくてね)身体的な苦痛に使われる。「せつねー」とも。
せんどな (宮城の方言)
前に。以前に。 ほの店だら、せんどな行ったごどありす(その店なら以前に行ったことがあります)古語「先度」から。「せんころ」とも。
せんひぎ (宮城の方言)
直定規。 ちょっと線引ぎ貸してけね?(ちょっと定規を貸してくれない?)「せんびぎ」とも。
〜そ (山口の方言)
〜の。 「そーなそ?」(そうなの?)周防では「〜のんた」、長門では「〜ほ」とも。
そねーな (岡山の方言)
そのような。そんな。 そねーな物ばー買われな(そのような物ばかり買うんじゃないよ)「そがーな」「そげーな」とも。
そんとな (山口の方言)
そのような。 そんとな、ゆーちゃーいけん(そんなことを言ってはいけない)長門では「そんと」とも。