あかみ (愛知の方言)
他人の欠点などを探すこと。 あのしとはすぐあかみさっせるでねー(あの人はすぐにあら探しをなさるからね)
あさん (佐賀の方言)
あなた。 久しゅー見らんじゃったばってん、あさんなどこさいいとったこー(久しく見なかったけれど、あなたはどこに行っていたのかい)自称は「おい」。
あしぶん(2) (沖縄の方言)
歌や踊りなどに興ずる。 うた さんしん っし あしばな(歌・三味線などして遊ぼう)
あずがる (青森の方言)
犬などを飼う。 おめの家で犬あずがってるな(あなたの家で犬を飼ってますか)津軽では「たでる」。
あらえまで (茨城の方言)
食事の後、食器などを洗い片づけること。 あらえまでやんなくちゃなんねんだよ(食事の後片付けをしなければならないんだよ)
いびしー (大分の方言)
気味が悪い。 へびが死んじょる。いびしーのー(ヘビが死んでる。気味が悪いなあ)古語「いぶせし」の転。「汚い」「恐ろしい」「いやらしい」など多義。
うそうそ (福井の方言)
服や布、顔などがうす汚れた状態。 うそうその顔して、顔あろてえんのやろ(うす汚れた顔をして、顔を洗っていなんだろう)
うたき (沖縄の方言)
御嶽。 うたき うぅてぃ うぐぁんぐとぅ はじまいん(御嶽で祈禱が始まる)樹木が生い茂っていて大きな岩などもある村はずれの聖域。
うたちー (大分の方言)
汚くていやだ。 あんやたー、うたちーやっちゃのー(あいつはいやな性格の奴だなぁ)古語「うたてし」の転。「うっとうしい」「面倒だ」「情けない」など多義。
うち (京都の方言)
私。 うっとこ(うちとこ)おいないな(私の家においでよ)女性が子どもの頃から用いる。男の子は「わし」「ぼく」「おれ」などと言う。