あいまち (島根の方言)
事件や事故。〈やや大きい〉怪我。 あいまちせんやに、かえってごしない(事故がないように帰って下さい)
あがいに (高知の方言)
あのように。 あがいに言わいじゃち、えいじゃいか(あんなに言わなくてもいいじゃないか)
あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
あずない (香川の方言)
幼稚な。 図体が大きゅうなっても、あずないなぁ(成長しても、子どものように幼稚で世間知らずだ)
あゆっ (佐賀の方言)
落ちる。降る。 あめんあゆっけんが、とーばたのぬれんごとうじゃーてもどろ(雨が降るから、凧が濡れないように抱いて帰ろう)
うみあけ 【海明け】 (北海道の方言)
春になり流氷が去る。 やーや、やっとうみあけだでや(ああ、やっと海明けだ)流氷が去り、船の航行ができるようになる。
うむす (埼玉の方言)
蒸す。 芯がなくなるように良くうむすんだよ(芯がなくなるように良く蒸すんだよ)
うるでぁる (岩手の方言)
あわてる。 うるででこまらねぁよに、ちゃんとよーいしておげ(あわてて困らないように、しっかりと用意しておきなさい)
おえん (岡山の方言)
だめだ。いけない。 どーやっても、もーおえんが(どのようにしても、もうだめだよ)「おえりゃーせん」とも。
おかべ (鹿児島の方言)
豆腐。 あひこんおかべは、んまかどー(あそこの豆腐はおいしいよ)女房ことば「御壁〈白くて平らなことから豆腐を表すようになった〉」に由来する。