さばる(2) (島根の方言)
とりかかる。 やーやと、仕事にさばるやーな(ようやく仕事にとりかかるようだ)
さばる (広島の方言)
しがみつく。すがる。 振り落とされんよーに、よーさばっとれよ(振り落とされないように、よくしがみついていろよ)
〜ざー (山梨の方言)
〜う。〜よう。 明日、見舞いに行かざー(明日、見舞いに行こう)意志や勧誘を表す。「だー」とも。
しかぶる (山口の方言)
大小便を漏らす。 そねーなとこでしかぶるな(そのような所で小便を漏らすな)
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しこる (熊本の方言)
格好つける。威張る。 うちんた、ちーとばかしこるごてなったね(うちの子は少しばかり格好つけるようになったね)
しなっと (福井の方言)
何気なく。いつのまにか。 ちっとも勉強せんてな顔してて、なに、しなーっといー点数取ってるんやって(ちっとも勉強しないような顔をしていて、なにをいつの間にいい点数を取っているんだ)
しね (青森の方言)
かたい。 このいがしねくてかじらえねじゃ(このイカかたくて嚙めないよ)石のようなかたさではなくイカのような嚙み切りにくいかたさ。
しびがわりー (鳥取の方言)
恥ずかしい。きまりが悪い。 ぬすっと猫は、しびがわりげにくらまかいて、逃げたわいな(ぬすっと猫は、悪いことをしたというようすで、逃げていったよ)
しみる (長野の方言)
冷える。凍りつく。 今晩はしみるから、大根しみないよーにしろ(今晩はぐっと冷え込むから、大根が凍らないようにしろ)