さばく (長崎の方言)
髪を梳(くしけず)る。 かんげのやぼくれなっとるけん、さばかんば(髪がもつれているから、梳らないといけない)
ざっとした (高知の方言)
粗末な。乱雑な。 部屋がざっとしちゅーき来たらいかん(部屋が散らかっているから来てはいけない)
ししび (愛知の方言)
濡れた物を広げ干して水気を取ること。 この服濡れとるで、ししびせよか(この服は濡れているから、〈広げ干して〉水気を取ろうか)
しっぱね (福島の方言)
泥はね。 雨っぷりだがらズボンの裾、しっぱねだらげだ(雨が降っているからズボンの裾は、泥はねだらけだ)「すっぱね」「つっぱね」とも。
じるい (静岡の方言)
やわらかい。 道ガじるいで気をつけな(道がぬかっているから気をつけな)
じるい (香川の方言)
ぬかるんでいる。 じるいけん、長靴はいていきまい(ぬかるんでいるから、長靴を履きなさい)
ずのぼせ (茨城の方言)
自慢していい気になる。 しってっからって、ずのぼせやガんじゃねー(知っているからといって、自慢していい気になるなよ)
だます (千葉の方言)
子どもをあやす。 大泣きしてっからだましたほーガいーど(はげしく泣いているからあやした方がいいよ)
〜ちょる (岐阜の方言)
〜ている。 そんなとこで何やっちょる。なんにもやっちょらへん何もやっていない(そんな所で何をやっているか)
てれこ (徳島の方言)
ものの位置が入れ違っていること。 数字がてれこになっとったけん、計算が合わなんだ(数字の順番が違っているから計算が合わなかった)