いちびる (京都の方言)
調子に乗る。調子に乗ってふざける。 おまえ、いちびってんなや(おまえ、調子に乗るなよ)
いちびる (大阪の方言)
ふざける。 いちびってんとしゃんとしーや(ふざけていないでちゃんとしなさい)
いちみちきちくりー (大分の方言)
行って見てきてくれ。 すまんけんど、ちょいといちみちきちくりー(すまないが、ちょっと行って見てきてくれ)接続助詞の「て」が「チ」となる。
いちゃけな (石川の方言)
かわいらしい。 あらー、よーわろて、いちゃけな子やなー(あら、よく笑ってかわいい子だねえ)「えちゃけな」とも。
いっきゃった (福島の方言)
出会った。 きんにょ、役場で鈴木さんさ、いっきゃった(きのう、役場で鈴木さんに出会った)
いっけ (奈良の方言)
親戚。 うちときーやんとこは昔からのいっけや(我が家ときーちゃんの家は昔から親戚だ)
いっけ (和歌山の方言)
親戚。 あのいえと、いっけや(あの家とは親戚だ)
いっさら (山梨の方言)
全く。 ほーとーはへーいっさら残っちゃいんと(ほうとうはもう全く残ってはいないって)打消しを伴って使う。
いっすんずり (大分の方言)
車のひどい渋滞。 別大国道は、いっつもいっすんずりじゃ(〈別府と大分を結ぶ〉別大国道はいつも大渋滞だ)「一寸ずつズル」の意。
いっせつ (滋賀の方言)
いつも。 いっせつありゃこりゃばっかりしてて、わやなこっちゃ(いつもあべこべばかりしていて、拙(まず)いことだ)