いみる (大分の方言)
〈人やものの〉数量が増える。 この頃畑ん草がいみっち、どんこんならん(この頃畑の草が増えて、どうにもならない)
うずむ (愛媛の方言)
抱きかかえる。 一人ではうずめんけん、だれぞかいておくれんか(一人では抱えられないから、だれか一緒に持ってくれないか)
えじやげる (茨城の方言)
怒りがこみあげる。腹が立つ。 あえづのごどかんガえっと、えじやげでしゃーねー(あいつのことを考えると腹が立ってしょうがない)
えらい(1) (静岡の方言)
大変な。 いちんちで終えるのはえらいっけ(一日で終わらせるには大変だった)
おえる (新潟の方言)
生える。 草がおえる(草が生える)
おる(2) (北海道の方言)
生える。 田んぼに草おガらっしゃって(田んぼに草を生えさせてしまって)
おとっちゃま (香川の方言)
臆病者。 ぎゃいるに飛びのくっちゃ、いかさまおとっちゃまやのー(かえるに飛びのくとはまったく臆病者だね)
おとましー (岐阜の方言)
もったいない。 まんだ使えるのにすててしまうとはおとましーこっちゃ(まだ使えるのに捨ててしまうとはもったいないことだ)「惜しい」「気の毒な」の意でも使う。
おべる (秋田の方言)
知る。わかる。 クイズの答おべた(クイズの答がわかった)おべたふりこぐな(知ったかぶりするな)「覚える」から。「記憶する」という意味から派生した用法。
おらぶ (宮崎の方言)
叫ぶ。 たんぼでびっきがおらんじょる(たんぼでカエルが鳴いている)