なわす(2) (熊本の方言)
修理する。 自転車んチェーンのつくざれたつば、なわしてくれんや(自転車のチェーンがこわれたのを修理してくれないか)
なんぎこんぎ (島根の方言)
苦労。困難。 なんぎこんぎして、やーやとついた(苦労してようやく着いた)
なんでれでー (大阪の方言)
どうして。なぜ。 なんでれでーやい(どうしてなんだよ、おい)
なんのあーた (福岡の方言)
どういたしまして。 「えずーご念のいりまして」(大変細やかななさりかたで)「なんのあーた」(どういたしまして)感謝辞をおし戻すことば。東部では「なんがあんた」。
なんも (秋田の方言)
いや。どういたしまして。 なんもなんも、気にさねでけれ(いやいや、気にしないでくれ)
に(1) (高知の方言)
逆説を表す。 せっかくたべるもんをかまえまちょったにこざった(せっかく食べる物を用意していたのに来なかった)
にぎり (広島の方言)
けち。物惜しみをする人。 地震の寄付金じゃのゆーても、出しゃーへん、にぎりじゃけーのー(地震の寄付金だと説明しても出しはしない、吝嗇だからね)
にこ (奈良の方言)
道から立つ白い土埃。 農道を舗装してくれはったさかいに雨がふらんでもにこがたたんな(農道を舗装してくれたので雨が降らなくても白い土埃が立たないね)
ぬぎ (秋田の方言)
暖かい。暑い。 まいにぢ、ぬぎして、やげるえんたなー(毎日暑くて焼けるようだな)
ぬすくる (熊本の方言)
知らん顔する。 あら、ひとんとばおっとったっちゃぬすけとる(あいつは、人の物を盗んでも知らん顔している)