うざにはく (宮城の方言)
難儀する。骨を折る。 うざにはがしたなゃ(ご苦労をおかけしましたね)「うざに(田下駄)」を履きながらの作業がひどく難儀であったことから。
うざねはぐ (岩手の方言)
苦労する。難儀する。 ゆぎつもったがら、やぐばさいぐのに、うざねへぁでしまったな(雪が積もったので、役場に行くのに難儀したねえ)
おせんどさん (滋賀の方言)
ご苦労さん。慰労の挨拶。 はよしとくれて、おーきに。おせんどさんどしたなー(早くして下さって、ありがとう。ご苦労さんでした)
おやっとさま (宮崎の方言)
人を労うときのことば、お疲れ様。 おやっとさまでしたね、ゆっくりやすみないよ(お疲れ様でした、ゆっくりお休みくださいね)北諸では「おやっとさん」「おやっとさーぐわした」とも。
おーごと (群馬の方言)
苦労が多く大変なこと。 昔は、おーごとだったよー(昔は苦労が多くて大変だったよ)反対は「ゆさん(遊山)」。
ぐぜる (熊本の方言)
ぐずぐず言う。むずがる。 赤ちゃんのぐぜるとばすかすとにゃおおごつせにゃん(赤ちゃんがぐずぐず言うのをあやすには一苦労しなきゃならない)
ぐーばみる (長崎の方言)
業を見る。苦労する。つらい思いをする。 ぐーば見とらすたい(つらい思いをしていらっしゃる)
こっぱい (岐阜の方言)
迷惑。 むりなこといってこっぱいやったのー(無理なこと言って迷惑でしたね)奥美濃では「苦労」の意で使う。
せんど (三重の方言)
たびたび。思う存分に。 そらあんたさんはせんどくろーしてきなったひとやで(それはあなたは存分に苦労してきなさった人だから)
ぞーやみ (愛知の方言)
取り越し苦労。 ぞーやみせんでもえーわ(無駄な心配をしなくてもいいよ)