てぃだ (鹿児島の方言)
太陽。日。 てぃだぬいじてぃ(日が出た)てぃだぬてぃりつけぃてぃ、めぃひきゃるさ(太陽が照りつけてまぶしい)太陽を神格化して言うときは「てぃだがなし」。
ねー (三重の方言)
無い。 まあこのごろはくさやがねーよになった(まあこのごろはわら葺の家が無いようになった)ai 連母音同化の痕跡か、これがよく耳につく。
のー・んのー (三重の方言)
おまえ〈目下に〉。 のーもよーねーよったんじゃろ(おまえもよく寝たもんだったろう)「うぬ」の転化形。
はえる (群馬の方言)
卵がふ化する。生まれる。 今年もメダカがこんなにはえた(今年もメダカがこんなにふ化した)
ぱん (鹿児島の方言)
食わん。 ぱんなぱん(パンは食べない)「くわん→くゎん→ぱん」と変化したもの。同じように「食う」は「ぷ」、「食え」は「ぺ」となる。
へっ (鹿児島の方言)
肩から背中にかけての部分。 へっがでよた(肩こりが出た)へっがまえきた(肩こりが前へきた、前の方まで痛くなった)「へき」の変化した語。
みよける (新潟の方言)
孵化する。 鳥がみよけた(鳥が孵化した)
もっこ (秋田の方言)
化け物。恐ろしいもの。 わりごどしぇば、もっこ来るでぁ(悪いことをしたら、恐ろしい化け物が来るよ)「もんこ」「もー」とも。
もんこ (岩手の方言)
お化け。 あんまり、ねぁでるど、もんこででくるぞ(あんまり泣いていると、お化けが出てくるよ)
やつす (大阪の方言)
おめかしする。化粧する。 そんなにやつして、今からどこいきはんの(そんなにおめかしして今からどこへいらっしゃるの)