かいとまわり (奈良の方言)
〈へび〉青大将。 かいとまわりは家の主やで殺さんときや(青大将は家の主なので、殺さないようにね)奈良では集落のなかがいくつかの垣内(かいと)と呼ばれる小区画に分かれていて、青大将はこの垣内をまわると言…
かまどけぁす (秋田の方言)
破産する。 あっこの家のあんちゃ、遊んでばりいで、かまどけぁした(あそこの家の息子は、遊んでばかりいて、破産した)「かまけぁす」とも。「竈返す」から。
からちら (秋田の方言)
土産を持たず訪問すること。 しぇんしぇの家さ行ぐなさ、からちらでだば行がえねぁ(先生の家に行くのに、土産を持たずに行くことはできない)「空面」から。
かわらすずめっこ (岩手の方言)
せきれい(鶺鴒)。 かわらすずめっこ、となりのえさ、とんできたず(せきれいが、隣の家に飛んできたそうだよ)
がざむざと (石川の方言)
とりとめもなく。乱雑に。 がざむざとして、うちにおるわけ(とりとめもなく、家で過ごしているよ)
がしんたれ (奈良の方言)
吝嗇家。けち。 あいつは、ほんまにがしんたれや(あいつは本当にけちだ)
きとろ (滋賀の方言)
隣家。特に北隣り。 ほや。ビールは、きとろの池で冷やしてもろてこ(そうだ。ビールは、北隣りの家の池〈井戸〉で冷やしてもらって来よう)
く (高知の方言)
所。転じて、家。 あんなくへは行かれん(あんなところへは行ってはいけない)あんたんくのほーがひろい(あなたの家の方が広い)
くかざり 【九飾り】 (東京の方言)
「苦」に通じる「九」のつく日に飾ること。 門松を飾るのはたいがいの家が二十八日でした。二十九日になったら飾らない。九飾りといって苦に通じるといって、縁起をかつぐ
ぐるわ (長野の方言)
回り。 家のぐるわ、掃く(家のまわりを、掃く)