つまつま (富山の方言)
こじんまり。 つまつまとしたよいうっちゃ(こじんまりとした良い家だ)
つろくする (京都の方言)
調和がとれる。 あの着物にこの帯つろくするやろか(あの着物にこの帯がよくあっているだろうか)家格の比較によく用いる。
〜てや (兵庫の方言)
(〜て)いらっしゃる。 はよいなな、えーのひとが心配しとってやどー(早く帰らないと家の人が心配していらっしゃるよ)
てれんぱれん (長崎の方言)
ぶらぶらと何もせず。 てれんぱれんしとらずに、手がせすればよかたー(ぶらぶらしていないで、家の手伝いぐらいすればいいだろうに)
でいえ (広島の方言)
分家。分かれ。別家。 でいえゃー、盆暮れに、本家へ、きゅー、使うのー(分家は本家へ盆と暮れに歳暮で気を使うねぇ)
でかいこと (石川の方言)
たくさん。 実家から、りんゴでかいこともろたんで、おすそ分けしよーとおもて(実家からりんごをたくさんもらったから、おすそ分けしようと思って)
とくせー (群馬の方言)
豊富。裕福。 あすこんちはとくせーだから、絹ぞっきのきもん着てらい(あそこの家は裕福だから絹のみの着物を着ているよ)
とこなえ (大分の方言)
婿養子をもらった、家付きの女性。 河野さんのばーちゃんなとこなえじゃ(河野さんのおばあちゃんは〈嫁に来たのではなく〉婿養子をもらっている)
とのげる (岩手の方言)
取り片づける。 えのめのじゃりっこ、とのげできたじぇ(家の前の砂利を取り片づけてきたよ)
なりき (静岡の方言)
不作法。粗雑。 あのやの衆はなりきだ(あの家の人たちは不作法だ)なりきな仕事はすんなよ(粗雑な仕事はするなよ)