あいたちもーしそろ 【相立ち申し候】 (東京の方言)
「時が立ちました」の古風な表現。 それから四十なん年、相立ち申し候の学校である
あからん(1) (熊本の方言)
ものにならない。 ことしんトマトはしゅるばっかおーしてあからんな(今年のトマトは水気ばかり多くてものにならないな)
ある(1) (山形の方言)
入学する。 おらいの孫、こどすがら、高校あガるんだ(うちの孫は今年から高校に入学するんだ)
あたくる (和歌山の方言)
甘える。 えー年をして、あたくるではない(いい年をして甘えてはいけない)
あばてんね (鹿児島の方言)
たくさん。 ことしゃ、あばてんねかっがなっちょいなー(今年はたくさんの柿がなっているなあ)「あばけんさばききれない」の転じた語か。
いく〜 (山梨の方言)
何〜。 あれからいくねんたったかねー(あれから何年たったかねえ)いくにん来るですか(何人来るのですか)不特定の数量を表す。
いだまし (山形の方言)
惜しい。もったいない。 まんねんひづ川さおとしてしまっていだまし(万年筆を川に落としてしまってもったいない)
いやい (沖縄の方言)
伝言。 いやい そーたん(伝言していた)お年寄りは手紙を書くのが苦手で、遠く離れて暮らす者によく伝言した。
うちなーゆー (沖縄の方言)
琉球処分〈明治一二年〉前の琉球国王が治めていた時代。 うちなーゆーや まし やたん(琉球国時代は良かった)やまとぅゆー日本の統治した時代、あめりかゆー米国の統治した時代などに対する。
えー (埼玉の方言)
共同。手伝い合うこと。 今年の田植えはえーでやるべー(今年の田植えは共同でやりましょう)