がまだす (佐賀の方言)
精出して働く。 むかしんこどま、ちんかもんもがまだしよりましたばな(昔の子どもは年少者も懸命に働いていましたよ)
がんび (北海道の方言)
白樺の木やその皮。 むかしはがんび、すとふのたきつけにしたもんだ(昔はがんびをストーブのたきつけにしたものだ)「すとふ」は古い言い方。
ぎった (鹿児島の方言)
ゴム。 むかしゃ、ゆ、ぎったまいであすっごった(昔はよくゴム鞠で遊んでいた)ぎったとっ(ゴム跳び)
こんね (兵庫の方言)
この家。 こんねは昔から醬油屋や(この家は昔から醬油屋や)
さがし (岐阜の方言)
竹馬。 昔は男の子んたー、うめーことさがしにのって、遊んだもんや(昔は男の子たち、上手に竹馬に乗って遊んだものです)
すぐりみち (埼玉の方言)
隣家へ行くための近道となる細いぬけ道。 昔はどこんち行くにもすぐりみちがあったい(昔はどこの家に行くにも細いぬけ道があったな)
〜ぞっき (群馬の方言)
〜だけ。〜のみ。 昔は、麦ぞっきのご飯もくったもんだ(昔は麦だけのご飯も食べたものだ)
だんさん (島根の方言)
旧家や特定の職業の男性。 むかしゃー、だんさんばっかーが、わしゆーてのー(昔は、旧家の旦那さんだけが、自分のことを「わし」と言っていた)
どっぺ (岐阜の方言)
釣った魚を入れる竹で編んだ籠。 昔は魚釣りによーどっぺ持っていったもんじゃが(昔は魚釣りにはよく竹で編んだ籠を持っていったものだが)
どんどはれ・どっとはれ (岩手の方言)
昔話〈民話〉の語り終わりの最後に付ける言葉。これでおしまい。めでたしめでたし。