のざえる (栃木の方言)
〈のどに物が〉つかえる。ふさがる。 魚の骨がのどにのざえて、ちくちくしてしゃーね(魚の骨がのどにつかえて、ちくちくしてしようがない)
はだつ (栃木の方言)
完成した状態になる。実る。 小豆ができはだっても、忙しくって取りにも行げねー(小豆できても、忙しくて取りにも行けない)
はなぐら (栃木の方言)
いびき。 酒飲むとはなぐらかぐんでねむれねー(酒を飲むといびきをかくので眠れない)
ひして (栃木の方言)
終日。一日中。朝から晩まで。 隣りのおばーさんは、ひしておぎにあすびにやってくる(隣りのばあさんは、一日置きに遊びに来る)
ひっちょる (栃木の方言)
背負う。負う。 赤っこをひっちょくって野良仕事に出てった(赤ちゃんを背負って野良仕事に出て行った)
へんげる (栃木の方言)
心変わりする。心が一転する。 昨日まで賛成していた人が、今日何でへんげっちゃったのかわがんねー(昨日まで賛成していた人が、今日なぜ心変わりしたのかわからない)
ほきる (栃木の方言)
〈草木が〉伸びる。生い茂る。成長する。 しばらく草刈りしなかったら、せったけぐれーほきちゃった(しばらく草刈りしなかったら、背丈ほど伸びてしまった)
ぼっとすると (栃木の方言)
ひょっとすると。もしかすると。 きなっくせーがらぼっとすると、はー、食べらんねーかもしんね(焦げ臭いからもしかすると、もう食べられないかもしれない)
みそっつぐ (栃木の方言)
みそさざい。 堀っこん中でみそっつぐが、チチッ、チチッと鳴ぎながら飛びまーってた(堀の中でもみそさざいがチチッ、チチッと鳴きながら飛び回っていた)
むせー (栃木の方言)
長持ちする。容易に減らない。 この飴はむせーがらなめでがある(この飴はなかなか減らないからなめでがある)