ととろずく (栃木の方言)
あわてる。 ひょっこら来たんでととろずいたよ(ひょっこり来たのであわてたよ)
とろっぴ (栃木の方言)
いつも。 隣のばーさんはとろっぴあすびにくる(隣のおばあさんはいつも遊びに来る)
ぬすっくらい (栃木の方言)
盗み食い。 戸棚にとっといた饅頭を、ぬすっくらいしたやつは誰だ(戸棚に仕舞っておいた饅頭を、盗み食いしたやつは誰だ)
ねごんぼ (栃木の方言)
朝寝坊。目覚めの悪い人。 あしたなさねごんぼすっと、学校さ遅刻すっかんな(明日の朝朝寝坊すると、学校に遅刻するからね)
ねんじこんじ (栃木の方言)
もじもじしているさま。 ねんじこんじしてっから、しょんべんでもしてんだんべ(もじもじしているから、小便でもしたいのでしょう)
のざえる (栃木の方言)
〈のどに物が〉つかえる。ふさがる。 魚の骨がのどにのざえて、ちくちくしてしゃーね(魚の骨がのどにつかえて、ちくちくしてしようがない)
はだつ (栃木の方言)
完成した状態になる。実る。 小豆ができはだっても、忙しくって取りにも行げねー(小豆できても、忙しくて取りにも行けない)
はなぐら (栃木の方言)
いびき。 酒飲むとはなぐらかぐんでねむれねー(酒を飲むといびきをかくので眠れない)
はんかきらす (栃木の方言)
いたずらする。 この壁に、はんかきらしたのはだれだ(この壁に、いたずらしたのはだれだ)
ひして (栃木の方言)
終日。一日中。朝から晩まで。 隣りのおばーさんは、ひしておぎにあすびにやってくる(隣りのばあさんは、一日置きに遊びに来る)