されく・さろく (熊本の方言)
歩き回る。 あん子はまだひとつにもならんて、もーされきまわりよる(あの子はまだ一歳にもならないのに、もう歩き回っているよ)
さろく (佐賀の方言)
歩き回る。 あすこんにきまでーちかっとさろてくっけんがー(あそこの近くまで少し行ってくるよ)
しゃるく (和歌山の方言)
歩く。 毎日毎日、駅までしゃるいた(毎日毎日駅まで歩いた)
しりうち (徳島の方言)
泥はね。 じるたんぼで歩いてきたけん、ようけしりうちしとるわ(道のぬかるんでいるところを歩いてきたからたくさん服に泥がはねているわ)
しんどい(1) (京都の方言)
くたびれている。 今日はよう歩いたさかいしんどいわ(今日はよく歩いたのでくたびれているよ)
じりー (大分の方言)
道などがぬかって歩きにくい。 雨が降った後は道がじりーじ、歩みにきーのー(雨が降った後は道がぬかって歩きにくいなあ)
すっぱね (宮城の方言)
裾などに跳ね上がった泥。 すっぱねあげねよー、気ぃつけで歩がいん(裾に泥を跳ね上げないように気を付けて歩きなさい)「つっぱね」とも。
ずんだるっ (佐賀の方言)
ずり下がる。 こん頃の若っかもんなきもんばずんだらきゃーてさろきよっ。ほんにざまなか(この頃の若者は着物をずり下げて歩いている。まったくみっともない)
そーそーする (山口の方言)
あちこち出歩く。 そーそーしんないや(出歩くなよ)
そーつく (福岡の方言)
歩き回る。 明月様ゆーてから、お重箱もって村じゅーそーつきよった(明月様といって重箱を持って村中を歩き回った)