とくせー (群馬の方言)
豊富。裕福。 あすこんちはとくせーだから、絹ぞっきのきもん着てらい(あそこの家は裕福だから絹のみの着物を着ているよ)
〜とさいが (三重の方言)
〜と。 おひきゆーとさいがなー(おひき〈贈物の容器に入れて返す品〉というとねえ)「〜とさいご」とも。
とひょーもない (滋賀の方言)
とてつもない。 しょーむないもんを、とひょーもない値で、こーてしもた(つまらぬ物を、とてつもない値段で、買ってしまった)
なまずけない (滋賀の方言)
物ぐさな。 なまずけない。懐手してて、でけよかい(物ぐさだ。懐手していて出来るものか)
に(1) (高知の方言)
逆説を表す。 せっかくたべるもんをかまえまちょったにこざった(せっかく食べる物を用意していたのに来なかった)
にぎり (広島の方言)
けち。物惜しみをする人。 地震の寄付金じゃのゆーても、出しゃーへん、にぎりじゃけーのー(地震の寄付金だと説明しても出しはしない、吝嗇だからね)
になう (群馬の方言)
二人で物を手で支え持つ。 ちゃぶ台になってくれる(ちゃぶ台、一緒に持ってくれる)
にゅーになる (広島の方言)
動物が妊娠する。孕む。身籠もる。 にゅーになったけー、小牛が楽しみじゃー(妊娠したから小牛の誕生が楽しみだ)
ぬすくる (熊本の方言)
知らん顔する。 あら、ひとんとばおっとったっちゃぬすけとる(あいつは、人の物を盗んでも知らん顔している)
ぬちゃーしー (沖縄の方言)
困っている人を助けるためなどに一定の金額や物品を持ち寄ること。 ぬちゃーしー っし たしきーん(お金やものを持ち寄って助ける)