せこい(1) (徳島の方言)
肉体的に苦しい。 えっとぶりに走ったらせこい(久しぶりに走ったら苦しい)
せつない (山梨の方言)
苦しい。 咳ん出てせつなくってね(咳が出て苦しくてね)身体的な苦痛に使われる。「せつねー」とも。
そやでこり (三重の方言)
だからね。 そやでこり、このまえな(だからね、この前ね)「そやでこれ」より丁寧。全県的には「そやもんで」「そやよって」「そやさかい」などがある。
ちょーはん (新潟の方言)
昼飯。おやつ。 へーちょーはんだえねー(もう昼飯だよう〈昼飯にしよう。の意の慣用的な言い方〉)
つりたりつりたり (岩手の方言)
少しずつ継続的に。 つりたりつりたりくってばりいで、さっぱどかしぇがねで(ひっきりなしに食べてばかりで、ちっとも働かない)
とこぎり (奈良の方言)
徹底的に。十分に。 長い道中帰ってきてんさかいに今晩はとこぎり食べてや(長い道中帰ってきたんだから今夜は十分に食べてね)
なじょーも (新潟の方言)
いかようにも。 すきなだけなじょーもなじょーも(好きなだけどうぞどうぞ)好意的に応諾する気分を言い表す時に用いる。
に(2) (高知の方言)
目的を表す。 がそりんはじどーしゃをはしらすにつかうがやき(ガソリンは自動車を走らせるのに使うのだから)
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。