〜い (大分の方言)
〜が。主語を表す。 あめい、ふりでーた(雨が、降りだした)全国的に見ても非常に珍しい助詞。県北では「ぐ助詞」が使われる。
うっしょやみ・うっしゃやみ (香川の方言)
病的な潔癖症。自分だけ潔癖症だと思っている。 あの人は、うっしょやみでいかん(あの人は、自分だけが清潔だと思い込んでいる)
かじふち (沖縄の方言)
暴風。 かじふちや っんじららん(台風のときは出られない)「風吹き」に対応する語。「台風」に対応する「てーふ」ということばもあるが、比較的新しい。
かちゃーしー (沖縄の方言)
三線の曲の一首で、テンポが速い。またそれに合わせて踊る即興的な踊りにもいう。 かちゃーしー もーてぃ あしぶん(かちゃーしーを踊って遊ぶ)
きときと (富山の方言)
新鮮。精力的なこと。 こんさなか、きときとや(この魚は新鮮だ)あのひとあ、きときとの人や(あの人は気力の充実した人だ)
くじまえじっぷん (大分の方言)
八時五〇分。 いま、九時前じっぷんじゃ(今九時前一〇分=八時五〇分だ)共通語の「九時一〇分前」よりも合理的でわかりやすい。
こじゃんと (高知の方言)
ひどく。徹底的に。 こじゃんとひやかった(とても寒かった)こじゃんとやられた(徹底的にやられた)
こたう(1) (高知の方言)
肉体的・精神的に応える。 あつけがことーてまだよーおきん(暑気あたりが応えてまだ起きられない)らくだいしたががことーちゅー(落第したことが応えている)
こなす (福岡の方言)
いじわるしていじめる。 わるそーが、とーしぇんぼして、こなしよる(いたずら小僧が通せんぼしていじめている)「にくじ」は精神的意地悪。
しびれる (千葉の方言)
肉体的・精神的に参る。 仕事終わんねーでしびれちゃうよ(仕事が終わらなくて参っちゃうよ)