あいたちもーしそろ 【相立ち申し候】 (東京の方言)
「時が立ちました」の古風な表現。 それから四十なん年、相立ち申し候の学校である
あわ (富山の方言)
表層雪崩。 あわがいった(表層雪崩が起こった)
〜い (大分の方言)
〜が。主語を表す。 あめい、ふりでーた(雨が、降りだした)全国的に見ても非常に珍しい助詞。県北では「ぐ助詞」が使われる。
いく〜 (山梨の方言)
何〜。 あれからいくねんたったかねー(あれから何年たったかねえ)いくにん来るですか(何人来るのですか)不特定の数量を表す。
いこら (三重の方言)
行こうよ。 えーいこら、いこら(家へ行こう、行こう)「いこらい」「いこれ」とも。「いこ」だけでも勧誘になるが、「ら」や「れ」がついて誘いの表現に決まる。
おかべ (鹿児島の方言)
豆腐。 あひこんおかべは、んまかどー(あそこの豆腐はおいしいよ)女房ことば「御壁〈白くて平らなことから豆腐を表すようになった〉」に由来する。
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おゆるし (和歌山の方言)
ごめんください。こんにちは。 おゆるしー(ごめんくださーい)なお、「ごいされませごゆるされませ」という表現があるが、これは許諾を求めるものである。
かかれてください (大分の方言)
書いて下さい。 ここに名前を、書かれて下さい(ここに名前を書いて下さい)若年層が使う新しい敬語表現。
かっちゃま (秋田の方言)
裏返し。さかさま。 服かっちゃまに着てしまった(服を裏返しに着てしまった)その座布団のおもできたねぁんて、かっちゃまに敷げ(その座布団の表は汚いから、ひっくり返して敷け)「かっちゃ」とも。