さだっ (鹿児島の方言)
にわか雨。 さだっがくれば、よかて(にわか雨がくればよいのに)
さんずい (富山の方言)
梅雨。 はや、さんずいのじきになった(もう梅雨の時期になった)
ざーねー・だーねー (大分の方言)
非常に。多量に。 ことしゃー、ざーねー雨がふる(今年は、雨が大量に降る)「ざまもない」の転。
しかけ (鳥取の方言)
にわか雨。村雨。 あなじから黒い雲がくるけん、しかけがくーぞ(西の空から黒い雲が来るので、にわか雨が降るよ)
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しっぱね (福島の方言)
泥はね。 雨っぷりだがらズボンの裾、しっぱねだらげだ(雨が降っているからズボンの裾は、泥はねだらけだ)「すっぱね」「つっぱね」とも。
しまく (滋賀の方言)
雨が、ひとしきり、ひどく降る。 ほやかて、しまってるはかい、やっぱ待ってるわ(そうだからと言ったって、ひとしきりひどく降るから、やはり待っているよ)
しゃだれ (三重の方言)
横なぐりの激しい雨。 えらいしゃだれにおーてなー、おーじょーしたわ(ひどい土砂降りの雨で大弱りだったよ)
しゃっちで (長崎の方言)
何が何でも。無理にでも。 雨んふっとに、しゃっちで出かけんでもよかろーに(雨が降るのに無理に外出しなくてもいいだろうに)
しりうち (香川の方言)
泥はね。 今日も雨やけん、しりうちしてしもうた(今日も雨だから、泥はねを受けた)