おひゃらがす (山形の方言)
からかう。 おどなばおひゃらがして、だめだべな(大人をからかって、だめじゃないか)
おやす (山形の方言)
〈ひげを〉はやす。 きんな、えさ、ひゲおやしたひときたっけじぇ(きのう家にひげをはやした人がきたよ)
かえっぱり (山形の方言)
これっぽっち。 山菜かえっぱり、とってこねなが(山菜これしか取ってこないのか)「かえっぱす」「かえっぱがす」とも。
かっちゃ (山形の方言)
さかさま。 着物かっちゃえきて、そどさでっどわらわえっじぇ(着物を裏返しに着て外に出ると笑われるよ)
かど (山形の方言)
鰊。 昔はかどなど、やんだほど食ったったな(昔は鰊なんか嫌になるほど食べたなあ)
がらがら (山形の方言)
急いで。 バスさおぐれっどわりがら、がらがらんゲな(バスに遅れると大変だから急いで行けよ)
きまる (山形の方言)
終わる。 いねがりやっときまった(稲刈りがやっと終わった)
ぎっつい (山形の方言)
きつい。窮屈だ。 この服、ぎっつくてきらんね(この服はきつくて着られない)
けろ (山形の方言)
くれ。 うめがら、まっとけろ(うまいからもっとくれ)庄内では「けれ」。
げっぺ (山形の方言)
びり。最下位。 おらえの孫おれど似で、はすんの遅ぐで、運動会でげっぺだっけ(うちの孫は俺と似て走るのが遅くて運動会でびりだった)庄内では「げっぱ」。