きどころね (栃木の方言)
仮寝。うたたね。 夏は日がなげーがら、きどごろねすっとからだにえーよ(夏は日が長いから、仮寝するとからだにいいよ)
ぎゃーに (栃木の方言)
あまり。 ふぬけだからといって、ぎゃーに馬鹿にすんな(いくじなしだからといって、あまり馬鹿にするな)
くさる (栃木の方言)
濡れる。 雨に降られてきもんがくさっちゃった(雨に降られて着物が濡れてしまった)
くちゃぐる (栃木の方言)
目を閉じる。目をつぶる。 そーだにめーくちゃぐっちゃー、目薬はへーんめー(そんなに目をつぶったら、目薬が入らないでしょう)
くものえず (栃木の方言)
蜘(く)蛛(も)の巣。 どんぶがくものえずにひっかかって、ばたばたもがいてんだんべー(蜘蛛の巣にとんぼがひっかかって、ばたばたもがいているんだろう)
こっぺくせー (栃木の方言)
ませている。おとなじみている。 この女の子は、おしれなんかつけて、なんぼこっぺくせーんだが(この女の子は白粉などつけて、なんとませていることか)
ごじゃっぺ (栃木の方言)
うそ。 そんなごじゃっぺだれが本気にすっか(そのような噓をだれが本気にするものか)
ごせーやける (栃木の方言)
腹が立つ。怒る。 人のざんぞーしかいえねーやつにはごせーやけてしゃーね(人の悪口しか言えないやつには腹が立ってしょうがない)
じかきむし (栃木の方言)
みずすまし。 田んぼん中でじかぎむしが、いせーよくぐるぐるまーってらー(田んぼの中でみずすましが勢いよくくるくる回っているよ)
じごくのかぎっつるし (栃木の方言)
杉菜。 じごくのかぎっつるしの根っこは、深くて多くて取り尽くせるもんじゃーねーよ(杉菜の根は、深くて多くて取り尽くせるものではないよ)