ぼっとすると (栃木の方言)
ひょっとすると。もしかすると。 きなっくせーがらぼっとすると、はー、食べらんねーかもしんね(焦げ臭いからもしかすると、もう食べられないかもしれない)
まねる (栃木の方言)
告げ口する。言いつける。 火わすらすっと、父ちゃんにまねてやっかんね(火遊びしたら、父ちゃんに言いつけてやるからね)
みそっつぐ (栃木の方言)
みそさざい。 堀っこん中でみそっつぐが、チチッ、チチッと鳴ぎながら飛びまーってた(堀の中でもみそさざいがチチッ、チチッと鳴きながら飛び回っていた)
むせー (栃木の方言)
長持ちする。容易に減らない。 この飴はむせーがらなめでがある(この飴はなかなか減らないからなめでがある)
めめくる (栃木の方言)
芽差す。芽ぐむ。 春んなってめめくるのがはえー草は、もじぐさだんべー(春になって芽を出すのが早い草は、蓬(よもぎ)でしょう)
ゆっつける (栃木の方言)
結わえつける。縛る。 ゆっつけた稲束を、はでんぼーにかげな(結わえた稲束を、稲掛け棒に掛けなさい)
ゆわがんけ (栃木の方言)
岩場。 この辺はゆわがんけだがら、おんのめって怪我しねよーにきーつけろ(この辺は岩場だから、滑って怪我をしないように気をつけろ)
よろばる (栃木の方言)
よろめく。 よっぱらって、よろばりながらあるぐ(酔っぱらって、ふらふらしながら歩く)