あったらもん (栃木の方言)
惜しむべき物。大切な物。 この古い帯は、あったらもんだがらすてんなよ(この古い帯は大切な物だから捨てるなよ)
あってこともねー (栃木の方言)
とんでもない。 車がぼっこれて行げなくなっちゃって、あったこどもねーこどんなっちゃってさ(車が故障して行けなくなって、とんでもないことになってさ)
あらいまて (栃木の方言)
食器洗い。 今日はおっかーがいねから、あらいまででもやっかー(今日は女房がいないから、食器洗いでもやるか)
えっちかる (栃木の方言)
座る。腰を下ろす。 石の上にえっちかって、ひと休みすんべー(石の上に腰を下ろして、ひと休みしましょう)
おっける (栃木の方言)
倒れる。転ぶ。 台風で物置小屋がふっとんじゃーし、おっきな木もおっけされ、てーへんなこどんなっちゃった(台風で物置小屋が吹き飛ばされ、大きな木も倒され、大変なことになってしまった)
かんぞ (栃木の方言)
かわいがること。大事にすること。 かんぞかんぞしてやっから、泣ぐんじゃねーよ(いい子だ、いい子だ、とかわいがってやるから、泣くんじゃないよ)
きどころね (栃木の方言)
仮寝。うたたね。 夏は日がなげーがら、きどごろねすっとからだにえーよ(夏は日が長いから、仮寝するとからだにいいよ)
くちゃぐる (栃木の方言)
目を閉じる。目をつぶる。 そーだにめーくちゃぐっちゃー、目薬はへーんめー(そんなに目をつぶったら、目薬が入らないでしょう)
くものえず (栃木の方言)
蜘(く)蛛(も)の巣。 どんぶがくものえずにひっかかって、ばたばたもがいてんだんべー(蜘蛛の巣にとんぼがひっかかって、ばたばたもがいているんだろう)
こっぺくせー (栃木の方言)
ませている。おとなじみている。 この女の子は、おしれなんかつけて、なんぼこっぺくせーんだが(この女の子は白粉などつけて、なんとませていることか)