かぜ‐の‐こ【風の子】
《風の寒さなど気にしないで戸外で遊ぶところから》子供のこと。「子供は—」
かぜ‐の‐すがた【風の姿】
1 草や木の葉がそよいでいるようすなどからわかる風の吹き方。「—を草木にも見ん」〈再昌草・二八〉 2 《「風姿(ふうし)」を訓読した語》うるわしい姿。「高き世に—もたちかくれ富士の煙の絶えぬ道と...
かぜ‐の‐たより【風の便り】
1 どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞。「—に聞く」 2 吹く風が伝えるもの。風の使い。「花の香を—にたぐへてぞ鶯(うぐひす)誘ふしるべにはやる」〈古今・春上〉 3 ふとした折。「如何なる...
かぜのと‐の【風の音の】
[枕]はるかな風の音の意から、「遠き」にかかる。「—遠き吾妹(わぎも)が着せし衣(きぬ)」〈万・三四五三〉
かぜのなかのうた【風の中の唄】
穂積驚(みはる)の小説。副題「阿波木偶(でく)物語」。昭和53年(1978)刊行。
かぜのなかのこども【風の中の子供】
坪田譲治の小説。昭和11年(1936)発表。「お化けの世界」に続くシリーズのひとつ。
かぜ‐の‐はふり【風の祝】
風を鎮めるために、風の神を祭る行事。また、その行事をつかさどる神職。風の祝子(はふりこ)。「けさみれば木曽路の桜咲きにけり—にすきまあらすな」〈散木集・一〉
風(かぜ)の吹(ふ)き回(まわ)し
その時々の模様しだいで一定しないことにいう。その時々の加減。「どういう—か今日はいやに親切だ」
風(かぜ)の吹(ふ)くまま気(き)の向(む)くまま
方針を決めずに、その時の状況や気分しだいで物事を行うようす。
かぜ‐の‐ぼん【風の盆】
⇒おわら風の盆