くろふね‐ぎれ【黒船切】
名物切(めいぶつぎれ)の一。表装または茶器の袋などに用いる。寛文年間(1661〜1673)長崎に漂着した黒船がもたらしたという。
くろふね‐ずきん【黒船頭巾】
《歌舞伎俳優姉川新四郎が侠客の黒船忠右衛門の役を演じた際に用いたところから》投げ頭巾の別称。姉川頭巾。
くろふね‐ちゅうえもん【黒船忠右衛門】
歌舞伎・浄瑠璃で、享保(1716〜1736)ごろの大坂堂島の侠客(きょうかく)根津四郎右衛門を劇化した人物の名。「黒船出入湊(くろふねでいりのみなと)」などの多くの作品がある。
くろふね‐まつり【黒船祭】
ペリーの来航を記念して、日米修好の行事として行われる観光祭。静岡県下田市では5月16〜18日に、神奈川県横須賀市久里浜では7月14日に行われる。《季 夏》
くろ‐ぶさ【黒房】
相撲で、土俵上のつり屋根の北西の隅に垂らす黒色の房。冬と玄武神を表す。→青房 →赤房 →白房
くろ‐ぶち【黒斑/黒駁】
黒のぶちのあるもの。動物の毛色などにいう。「—の馬」
くろ‐ぶち【黒縁】
黒く縁どること。また、黒色の縁。「—の眼鏡」
くろ‐ぶどう【黒葡萄】
1 果皮が黒紫色のブドウ。特に、赤葡萄酒の醸造に用いられるものについていう。→白葡萄 2 エビヅルまたはヤマブドウの別名。
くろ‐ぶな【黒橅】
イヌブナの別名。
くろべ【黒部】
富山県北東部の市。黒部川の中・下流域を占める。スイカの産地。宇奈月(うなづき)温泉・黒部峡谷がある。平成18年(2006)3月、宇奈月町と合併。人口4.2万(2010)。