ふき‐まど・う【吹き惑ふ】
[動ハ四]風が、方向を定めずに激しく吹く。吹きまくる。吹きまよう。「四方の嵐も…もの恐ろしげに—・ひて」〈狭衣・二〉
ま‐の‐まえ【眼の前】
めのまえ。がんぜん。「げに—に、ゆゆしきさまにて死なんを見んよりは」〈宇治拾遺・一〇〉
バルカン【Vulcan】
1 ローマ神話の火と鍛冶(かじ)の神ウルカヌスの英語名。 2 米国ユナイテッドローンチアライアンス社が製造する二段式大型ロケット。一段目に液体メタンを、二段目に液体水素を燃料とする液体ロケットで...
ハンマー【hammer】
1 槌(つち)。大型の金槌(かなづち)。 2 形や機能が1に似たもの。ピアノなどの鍵盤(けんばん)楽器の弦をたたく小槌や、銃の撃鉄など。 3 ハンマー投げに用いる、金属球のついた投擲(とうてき)...
はゆ・し【映ゆし】
[形ク]照り輝くようである。まばゆい。また、きまり悪い。おもはゆい。「むげに知らせ給はざらむ御仲よりも—・く恥づかしうおぼしめさるべし」〈栄花・浅緑〉
はら‐め・く
[動カ四] 1 はらはらと音を立てる。「雨の脚、当たる所とほりぬべく—・き落つ」〈源・須磨〉 2 ばらばらになる。ぼろぼろになる。「紙衣(かみぎぬ)なんどの、…ゆゆしげに破れ—・きたるを」〈発心集〉
はやり‐か【逸りか】
[形動ナリ] 1 調子が早く軽快なさま。「—にかき鳴らしたるを、中納言、堪へずをかしうや思さるらむ」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉 2 軽はずみで落ち着きのないさま。おっちょこちょい。「品々しからず...
ひから‐か・す【光らかす】
[動サ五(四)] 1 やたらに光らせる。「ぴかぴかに靴を—・す」 2 威光・才能・持ち物などを自慢げに示す。ひけらかす。「御旗本を—・し」〈甲陽軍鑑・二九〉
はふり‐こ【祝子】
「祝(はふり)」に同じ。「—が木綿(ゆふ)うちまがひ置く霜はげにいちじるき神のしるしか」〈源・若菜下〉
はま‐えんどう【浜豌豆】
マメ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ30〜60センチ。葉は羽状複葉で白色を帯び、先は巻きひげになる。5月ごろ、赤紫色の蝶形の花が咲き、豆果ができる。《季 夏》「はらはらと—に雨来る/虚子」