事(こと)と次第(しだい)によ・る
結果や対処の仕方が、事柄やなりゆきにかかわる。「—・っては今日は帰れない」
事(こと)と◦する
⇒事6㋛
こと‐とて【事とて】
[連語]《名詞「こと(事)」+係助詞「とて」》 1 理由を表す。…だから、それだけ。…だけあって。「年をとってからできた子供の—、かわいくてしかたがない」「念を入れた—、よい仕上がりだ」 2 逆...
事(こと)ともせ◦ず
問題にもしない。何とも思わない。物ともしない。「土砂降りも—◦ず出かける」
こと‐どころ【異所】
1 ほかの所。別の場所。「ただ海の面を見渡したる程なむ、あやしく—に似ず、ゆほびかなる所に侍る」〈源・若紫〉 2 異国。外国。「—のものなれど、鸚鵡(あうむ)いとあはれなり」〈枕・四一〉
こと‐どもり【言吃り】
どもること。「すこし—する人の、いみじうつくろひ」〈枕・九〇〉
こと‐どり【琴鳥】
スズメ目コトドリ科の鳥。全体に灰褐色。全長は雄が約90センチ、雌が約50センチで、雄の尾羽は長く、内側の14枚はレース状、外側の2枚はS字状で竪琴に似る。近縁種に、尾がこれよりやや短いアルバート...
事(こと)直(なお)・る
1 物事がもとどおりになる。回復する。「かく憎げなくさへ聞こえかはし給へば—・りて」〈源・若菜上〉 2 任期が完了する。また、罪を許されて旧に復する。「知らぬ国にまかれりけるを—・りて京にのぼり...
こと‐なかれ【事勿れ】
[連語]《「なかれ」は「無し」の命令形》何事もなく無事に済むように。無事であれ。「道中—と祈る」
ことなかれ‐しゅぎ【事勿れ主義】
いざこざがなく、平穏無事に済みさえすればよいとする消極的な態度や考え方。