さんぼう‐よし【三方良し】
《「さんぽうよし」とも》「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。
さんぼう‐ろんぎ【三方論議】
三人の者が互いに譲らない論争。「—の意地づくは」〈浄・百日曽我〉
さん‐ぼく【三木】
1 古今伝授の中の3種の木。ふつう「おがたまの木」「めどにけずりばな」「かわなぐさ」をいうが、諸説あって一定しない。→三鳥 2 罪人の手・足・首にはめる木製の刑具。 3 生け花で、草物(くさもの...
さん‐ぼく【散木】
材木として役に立たない木。また、役に立たない人のたとえ。「尊氏、直義といふ者あり、—の陋質(ろうしつ)を恥ぢず」〈太平記・一四〉
さんぼく‐いっそう【三木一草】
南朝の四人の功臣の称。三木は結城親光(ゆうきちかみつ)・伯耆守(ほうきのかみ)名和長年・楠木正成、一草は千種忠顕(ちぐさただあき)をさす。
さんぼくきかしゅう【散木奇歌集】
平安後期の私家集。10巻。源俊頼の自撰。大治3年(1128)ころの成立。歌数1600余首。奇語・俗語を用いて独自の新風を展開。散木集。散木弃歌集。
さんぼだい【三菩提】
《(梵)saṃbodhiの音写》「阿耨多羅三藐(あのくたらさんみゃく)三菩提」の略。
サンボリスト【(フランス)symboliste】
象徴主義の人。
サンボリスム【(フランス)symbolisme】
象徴主義。シンボリズム。
さん‐ぼん【三品】
1 仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品・中品・下品の三つ。 2 親王(しんのう)の位階の第三位。 3 中国・日本の位階の第三位。三位。