すっ‐ぽかし
1 仕事や約束などをすっぽかすこと。ほうっておくこと。「また—を食う」 2 いいかげんなこと。口から出まかせを言ってばかにすること。「あんまり人を—にしねえもんだよ」〈洒・烑灯蔵〉
すっ‐ぽか・す
[動サ五(四)] 1 すべきことをしないで放置する。そのまま打ち捨てておく。「仕事を—・して遊びに行く」 2 約束を破る。「約束を—・される」 [可能]すっぽかせる
すっぽ‐ぬけ【すっぽ抜け】
すっぽ抜けること。「—のフォークボール」
すっぽ‐ぬ・ける【すっぽ抜ける】
[動カ下一] 1 うまく収まっていた物が、何かの拍子に、抜けたりはずれたりする。「強振したバットが手から—・ける」「ドアの取っ手が—・ける」 2 野球などで投げたボールが手もとが狂って思わぬ所に...
すっぽり
[副] 1 全体を余すところなくおおうさま。「頭から—(と)布団をかぶる」「雪に—(と)おおわれる」 2 物がうまくはまりこむさま。また、はまっている物が抜けてしまうさま。「指がビール瓶の口に...
すっぽん【鼈】
1 カメ目スッポン科の爬虫(はちゅう)類。淡水産のカメで甲長約35センチ。甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。くびが長く、吻(ふん)部は管状。あごの力が強く、よくかみつく。北海道を除く日本各地、朝...
鼈(すっぽん)が時(とき)をつくる
すっぽんが時を告げる。あるはずがないことのたとえ。
すっぽん‐たけ【鼈茸】
スッポンタケ科のキノコ。夏から秋に山野の地上に生える。丸く卵大で、熟すと白い寒天質の殻を破って中空の柄が伸び、高さ10〜15センチになる。傘は釣り鐘状で表面に暗緑色の粘液があり、悪臭を放つ。
すっぽん‐に【鼈煮】
1 スッポンを煮たもの。 2 スッポンの味に似せた料理。ぶつ切りにしたコチ・ナマズなどの魚を、酒を用いた濃いたれで煮てしょうが汁を落としたもの。
すっ‐ぽんぽん
[名・形動]身に何もつけていないこと。また、そのさま。「—で水遊びする」