さらぬ‐だに【然らぬだに】
[連語]そうでなくてさえ。ただでさえ。「—生活の圧迫を感じて来ていた君の家は」〈有島・生れ出づる悩み〉
さらで‐も【然らでも】
[連語]そうでなくても。「霜のいと白きも、また—いと寒きに、火などいそぎおこして」〈枕・一〉
さら‐で【然らで】
[連語]《動詞「さ(然)り」の未然形+接続助詞「で」》そうでなくて。「—こそそのいにしへも過ぎにしを」〈落窪・一〉
さらで‐だに【然らでだに】
[連語]そうでなくてさえ。ただでさえ。「—痩せている身体がひとしお痩せて」〈高見・如何なる星の下に〉
さらで‐は【然らでは】
[連語]そうでなかったならば。「久方の月に昔のこと問はん—残る面影もなし」〈新千載・雑中〉
さ‐まつ【瑣末/些末】
[形動][文][ナリ]重要でない、小さなことであるさま。些細(ささい)。「—な事柄」
さば‐ふぐ【鯖河豚】
フグ科の海水魚、シロサバフグのこと。また、クロサバフグ・ドクサバフグを含めた3種。シロサバフグは全長約35センチ、背側が緑黄色、無毒で干物にする。クロサバフグは全体に暗色で、毒をもつものもある。...
山雨(さんう)来(きた)らんと欲(ほっ)して風(かぜ)楼(ろう)に満(み)つ
《許渾「咸陽城東楼詩」から》山雨がやって来る前には、高殿へ風が吹きつける。変事が起きる前には、なんとなく形勢が穏やかでなくなることのたとえ。
さいぼうがい‐きしつ【細胞外基質】
生体を構成する体細胞の外側にある線維状や網目状の構造体。動物の場合、コラーゲン・ヒアルロン酸・プロテオグリカンなどが主な成分。細胞と細胞の間を満たし、生体組織を支持するだけでなく、細胞の増殖・分...
さいりょう‐しょぶん【裁量処分】
行政庁の自由裁量に属する範囲内でなされる行政処分。裁量行為。行政裁量。→羈束(きそく)処分