なま‐おなご【生女子】
なま心のある女。色気の残っている女。「右からも左からも、—のとりつひて」〈虎明狂・鈍太郎〉
なま‐おぼえ【生覚え】
1 記憶が確かでないこと。うろおぼえ。「よみたる歌などをだに—なるものを」〈枕・一六一〉 2 あまり気に入られていないこと。「—あざやかならぬにや、暗き紛れに立ちまじりたりけむ」〈源・宿木〉
なま‐お・ゆ【生老ゆ】
[動ヤ上二]やや年老いている。「—・いたる女法師」〈枕・八七〉
なま‐おんな【生女】
1 未熟な女。一人前でない女。「かやうの—こそは、ものたばかりはすめれ」〈宇津保・嵯峨院〉 2 身分のいやしい女。「もしは—などして言はすることこそあれ」〈かげろふ・上〉
なま‐かく・す【生隠す】
[動サ四]なんとなく隠す。「—・す気色(けしき)なれば、人にも語らず」〈源・手習〉
なま‐かじり【生齧り】
[名](スル)物事を表面的に少しばかり知っただけで、十分に理解していないこと。「—の知識」「外来の思想を—して」〈有島・星座〉
なま‐かたわらいた・し【生傍ら痛し】
[形ク]なんとなくきまりが悪い。「いと盛り過ぎ給へりやなど、—・く思ひ給へり」〈源・若菜上〉
なま‐かべ【生壁】
1 塗りたてで、まだよく乾いていない壁。 2 「生壁色」の略。
なまかべ‐いろ【生壁色】
茶色がかったねずみ色。また、濃い藍ねずみ色。
ナマクアランド【Namaqualand】
アフリカ南部、ナミビア南西部から南アフリカ共和国北西部にかけての地域名。少数民族のナマ人が居住する。ほとんどが砂漠地帯だが、夏のわずかな降雨により多数の花が一斉に咲くことで知られる。銅、ダイヤモ...